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16巻3号 >

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種類: Journal Article
タイトル: 看護系大学におけるFD・SDマップの開発
タイトル別表記: Developing an FD/SD Map for Nursing Colleges
著者: 飯岡, 由紀子
松本, 直子
留目, 宏美
倉岡, 有美子
豊島, 景子
キーワード: ファカルティ・ディベロップメント
スタッフ・ディベロップメント
看護教育
大学教育
FD・SD マップ
Faculty Development
Staff Development
Nursing Education
College Education
FD・SD map
掲載誌: 聖路加看護学会誌
巻: 16
号: 3
開始ページ: 38
終了ページ: 46
発行年月日: 2013年1月31日
出版者: 聖路加看護学会
抄録: 目的:1989年に僅か11校だった日本の看護系大学は,2011年には200校と急増し,教育・研究の質保持が課題となっている。看護系大学の教育・研究を担う教職員の質の確保と質向上には,FD (Faculty Development)・SD(Staff Development)は重要課題である。しかし,組織的なFD・SD 活動が発展したとは言い難い。従って,本研究は,看護系大学におけるFD・SD 活動の組織的な取り組みを促進するため,FD・SD マップを開発することを目的とした。 方法:関連文献レビューによりFD・SD の捉え方を検討し,川島らが開発したFD マップを基に看護系 大学におけるFD・SD マップを開発した。 結果:FD とSD の捉え方,期待される能力,関連する要因を明確化した。FD とSD において期待される能力には共通する能力があると捉え,3つの要素(ビジネス能力,マネジメント能力/リーダーシップ能力,コミュニケーション能力)を整理した。また,それらの能力に関連する5つの要素が抽出され,FD・SD 活動における背景要因と捉えた。更に,FD では共通能力に加えて教育実践能力(看護実践能力),研究能力を抽出した。専門的で特殊な能力は専門領域として区別した。FD・SD マップでは,FD・SD 共通能力,教育実践能力(看護実践能力),研究能力をレベルⅠ~Ⅲに区分し,各々の達成目標とそれに応じた具体的 内容を含めてマップを構成した。 レベル別研修の結果では,レベルⅢ研修の大学経営に関する研修は評価が高く,後に委員会活動を活発化させた。レベル別研修では参加人数が制限されるが,参加者は高い関心を抱き,参加型研修にも意欲的に参加し,評価が高かった。 結論:以上より,FD・SD マップを用いた研修は教育手法に限定する狭義のFD 活動だけでなく,大学運営などの広範囲なFD・SD 活動を促進したり,参加者のニーズを反映し意欲的な参加を促すことが示唆された。
抄録別表記: Purpose:There has been a sharp rise in the number of nursing colleges in Japan, from a mere 11 in 1989 to 200 in 2011. While expectations in nursing are growing, maintaining quality in education and research is becoming an issue. Systematic faculty development (FD) and staff development (SD) are crucial to ensuring and improving quality in the teaching staff that is responsible for education and research at nursing colleges. Therefore, this study aimed to develop an FD/SD map to promote efforts toward systematic FD/SD in nursing colleges. Method:Relevant literature was reviewed to examine perspectives on FD/SD, and an FD/SD map was developed for nursing colleges based on the FD map created by Kawashima et al. Results:Commonalities among the anticipated skills in FD and SD were found and organized into 3 factors, and 5 factors related to those 3 factors were extracted. Practical educational skills( practical nursing skills) and research competencies were also extracted for FD. The unique, specialized skills of teaching staff were categorized in FD/SD by area of expertise. The FD/SD map divided common FD/SD skills, practical educational skills (practical nursing skills), and research competencies into Levels I-III. The map was structured to include achievement objectives and specific, corresponding content for each. Training was separately implemented according to level. This resulted in high ratings for university management training, which was established as Level III, and energized later committee activities. Moreover, though the number of participants was restricted in each level, the training was well received. Participants possessed a high level of interest and enthusiastically joined the participatory training. Conclusion:The above suggests training that utilizes an FD/SD map promotes not only the narrow scope of FD activities limited to educational methods, but also a wide range of activities such as university management, reflecting participant needs and encouraging enthusiastic participation.
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本文の種類: publisher
リンクURL: http://hdl.handle.net/10285/9764
出現コレクション:16巻3号
4.総説・論説・報告・資料
4.総説・論説・報告・資料

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