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種類: Journal Article
タイトル: 新人看護師への移行演習プログラムの施行と評価(2)-状況設定の中での与薬の基本演習-
タイトル別表記: Anticipating professional nursing practice: Trial and evaluation of a bridge program for graduating students Part2. - Basic training for drug administration within the given setting -
著者: 村上, 好恵
平林, 優子
飯田, 正子
松谷, 美和子
佐居, 由美
桃井, 雅子
松﨑, 直子
高屋, 尚子
西野, 理恵
寺田, 麻子
佐藤, エキ子
井部, 俊子
キーワード: 看護基礎教育
リアリティショック
与薬技術演習
看護実践
掲載誌: 聖路加看護学会誌
巻: 12
号: 2
開始ページ: 50
終了ページ: 57
発行年月日: 2008年7月31日
出版者: 聖路加看護学会
抄録: 【はじめに】近年の医療の高度化により,臨床現場では安全かつ高度な看護実践能力が求められるようになっ てきた。しかし,卒業直後の看護技術能力と臨床が期待している能力には乖離がある。そこで,就職前の学 生が現実に近い状況を経験することで与薬に関する自己の課題を明確にすることを目的に演習プログラムを 実施し,評価を行った。 【方法】2006 年度A大学の卒業予定者を対象に演習とその評価を行った。 ① 演習シナリオを作成し,学習目標を設定した。学生は,1名につき,3名の異なる状況の模擬患者を90 分間受け持ち,終了時に申し送りを行う。プリセプターが1名つき必要時支援を得ることができる。プリ セプターは,学生が求めた際に支援を行い,同時にシナリオに沿って実施状況をチェックし,これをもと に振り返りを行う。その後,学生,プリセプター役,患者役,観察者役が集合し意見交換を行った。 ② 学生およびプリセプターから,学習目標の達成度および演習プログラムに関する評価を得た。 【結果】演習は,5名に実施した。 ① 学生は,学習目標をあまり達成できていないと評価し,与えられた時間内に状況に対応しながら実践する 目標の達成度が低かった。プリセプターから,学生自身が実施中気づかなかった点を指摘された。 ② 演習プログラムについて,学生・プリセプターともに,演習目標の達成に効果があると評価していた。 ③ 全体会では,学生は,患者役やプリセプターの先輩看護師からどのようにリアリティショックを打開して いくかアドバイスを受けた。 【考察】学生は,未経験の項目に加えて,既習の内容であっても状況が変化することで実施できなくなるこ とに気づく機会となった。プリセプターの役割の明確化や環境設定に改善点はあるが,与薬技術の基本を確 認し,患者の身体状況の把握と判断をしながら実践する演習として適切な設定であり,卒業前に行うプログ ラムとしては価値が大きいと考えられる。
抄録別表記: Introduction: Although safety and advanced nursing practices and skills are emphasized in recent years, there is a gap between nursing skills possessed by new graduates and skills that are sought after. In this research, a training program with which nursing students can examine their own issues concerning drug administration before they are employed was implemented and evaluated. Methods: The training program was given to students who were scheduled to graduate from University A in 2006. ①A training scenario was created along with the setting of a learning target. Each student attended three mock patients with different conditions for ninety minutes. Assistance from preceptors was available when needed. The preceptors checked and reviewed the implementation of the training in accordance with the scenario. In the end, the students, preceptors, mock patients, and observers all gathered to exchange their opinions. ②Evaluations on how much the learning target was achieved and on the training program itself were provided by the students and the preceptors. Results: The training was implemented on five students. ①The students judged said they could not achieve the learning target very much. Students also evaluated that the achievement level of the target in time was low. ②Both the students and preceptors evaluated that the training program was effective in order for students to reach the goal of the training. ③During the plenary session, the students received advice on how to deal with reality shock from their senior nurses who acted as mock patients and preceptors. Conclusion: This was an opportunity for students to see that they could not implement what they had studied when situation changed, as well as what they had not studied. Although there are many aspects to be improved, such as the clarification of preceptors’roles and choice of right settings, we believe this is a very effective program to implement before graduation.
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本文の種類: publisher
リンクURL: http://hdl.handle.net/10285/3451
出現コレクション:4.総説・論説・報告・資料
4.総説・論説・報告・資料
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12巻2号

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