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Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/10285/342

NII Resource type: Departmental Bulletin Paper
Title: 看護学生の入学当初の健康観とそれに関与する要因
Other Titles: Health-Concept and Related Variables in First-year Nursing Students.
Authors: 小澤, 道子
香春, 知永
横山, 美樹
佐居, 由美
Keywords: 看護学生
健康観
Health concept
Nursing students
Freshman
Shimei: 聖路加看護大学紀要
Issue: 24
Start page: 14
End page: 20
Issue Date: 1-Mar-1998
ISSN: 02892863
Abstract:  看護学の基本的構成概念の一つである「健康」という言葉は、日常の会話に中でよく用いられる言葉であり、また学問領域において専門的概念を問われることばでもある。 本調査は、看護学を専攻して入学した学生の健康観とそれに関与する要因を明らかにすることを目的とした。このことは、「自分の健康を自分で守る」こと、そして、「人の健康を守り高めていく」ことを大事にする看護教育の在り方に資することである。 対象は、s看護大学1997年度入学生84人であり、自覚的健康状態、注意している健康行動、生活の満足度、自己概念、属性、健康とは何ですか?の設問と自由記述を求めた健康観から構成された質問紙法を4月に実施した。自由記述された内容は、KJ法に準じてラベル化し、WHOの健康の定義の3側面と記述表現で分析した。 その結果、 ①対象者の自覚的健康状態は、非常に健康・まあ健康が95.1%、そして現在の生活に満足・まあ満足が9割であった。 ②健康観は、KJ法に準じてラベル化すると平均記述件数2.8±1.3(1~7)で件数の幅に個人差があり、側面のとらえ方も身体と精神面の複合が7割で、残りは、身体面のみの単側面、身体・精神・社会面の3側面からと幅があった。 ③ラベルの記述は、「快食」「気分がよい」など肯定的な表現が過半数をしめ、次いで「病気がない」「悩みがない」など否定的なことがないことを健康と表現した件数は24%、残りが混合21.8%であった。 ④学生個々の記述全体内容を観念的・非現実的と実践的・現実的に分け検討すると、前者は、病気や障害の対極が健康であるとする疾病モデルの健康観が根底にあり、あるべき理想像の表現が多く、後者は、現実の生活行動が表現され、生活モデルの健康観に近かった。 ⑤健康観の側面の幅が広く、生活と結びついた健康観をもつ群はもたない群に比べて、自己概念総得点が高く、生活に満足している者の割合が有意に多く、現在の自分の生き方や、生活に対する主観的な意識が健康観に関与することが示唆された。 以上、「自分で自分の健康を守る」看護学生を育てるには、多様な健康観に気づきその中で「私の健康観」の位置とその方向を新たに見いだして知ることや、自分の生活行動を通して動的な健康状態に気づくことの大事さが示唆された。 今後、主観的側面を重視した健康の質を問い続けていく意味の重要性と、教育(研究)においてどのような取り組みで実証化していくかの課題が残された。
Abstract-Alternative: Health is considered to be one of the basic concepts in Nursing. The purposes of this study are to know the Health-Concepts of the first-year nursing students and to understand related variables for health concepts. In April 1997, we conducted a questionniare on 83 first-year nursing students.Health-concept was questioned by open type.We investigated them by health difinition of WHO:physical, mental and social point of view, and descriptive expression. The findings were as follows:1)Some 70% students grasp the health-concept in the combined view points-physical and mental.2)Some students apply disease model, considering health is an opposite of illness and disability;other students apply life model.3)Many students whose health-concepts are related to daily life are satisfied with their lives and have a positive self-perception. It is important to develop student's health-concept.For this purpose, each student should recognize her own position and direction to take.
Bibliography: 上田礼子:Self-Concept and Related Variables in Retaion Identifying Adolescents at Risk 民族衛生 59(5) 215-234 1993.
J, Neemann.S, Harter:Self-Perception Profile for College Students. University of Denver 1986.
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園田恭一 川田智恵子編:健康観の転換 東京大学出版会, 1995
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特集QOL:保健の科学, 37(9), 1995
吉田 亨:健康教育の潮流, 保健婦雑誌, 51(12), 931-936, 1995
内山 源:現代学生と健康観, 学校保健研究, 19(5), 213-217, 1977
福田邦三:保健学における健康相談の立場, 学校保健研究, 17(8), 552-558, 1975
Description: 原著
URI: http://hdl.handle.net/10285/342
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2.学術論文

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