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この研究成果の引用には次のURIを利用してください。: http://hdl.handle.net/10285/11442

種類: Thesis or Dissertation
タイトル: 中高年者における犬の飼育と健康認識と地域参加のモデル構築・検証
タイトル別表記: Building and Validating a Relational Model of Health Perception, Community Involvement, and Dog Ownership Among Middle/Old Aged People.
著者: 小林, 真朝
著者名ヨミ: コバヤシ, マアサ
指導教官: 麻原, きよみ
キーワード: 共生
Coexistence
犬の飼育
Dog Ownership
地域参加
Community Involvement
人と動物の関係
Human Animal Bond
公衆衛生
Public Health
調査法・尺度: SF-8
日本版ソーシャルサポート尺度
FACESKGI-16
発行年月日: 2013年9月
出版者: 聖路加看護大学
抄録: 【目的】本研究は、中高年者における犬の飼育と健康認識および地域参加との関連についての分析を通して、犬を代表とした動物との共生を基盤とした地域づくりの概念モデルの構築と検証を行うことを目的とした。 【方法】関東地方の50代~70代の男女を対象に、自記式質問紙による調査を行なった。データ収集方法は、自治体・地区組織・動物病院・ペットショップ等に対して、研究対象者への研究協力依頼文書および質問紙の配布協力を依頼し、協力の意思を示した研究対象者1,040名に質問紙一式を配布してもらった。倫理的配慮:調査は無記名で協力は任意であることを依頼文書に明記し、返送によって調査に同意が得られたものとした。研究に際しては聖路加看護大学研究倫理審査委員会の承認を受けて実施した[承認番号12-073]。 【結果】回収数648名のうち、性別・年齢不明、対象年齢外、対象地区外、10頭以上の犬を飼育しているものを分析対象から除外し、557名を分析対象とした(有効回答率53.6%)。平均年齢は61.8歳(SD7.6歳)、57.3%が女性であった。234名(42.0%)が現在犬を飼育しており、平均飼育年数は15.8年であった。犬の飼育動機は「家族の一員として」が81.2%と最も多く、自分にとっての犬の存在については「家族・子ども・パートナー」が79.2%と最も多かった。 健康認識の各側面を測る指標と地域参加について、犬の飼育有無と属性を変数として、一般線形モデルによる多変量解析を行った。健康認識指標において、犬の飼育は経済状況、同居者有無、性別などと交互作用があり、「社会生活機能」および「地域への所属意識」で犬の飼育による単純主効果が有意であり、犬飼育者の方が得点が高い傾向にあった。  犬飼育者に尋ねた「犬の飼育による健康アウトカム」は【犬による自己存在の肯定】【犬を介した新たなつながりの創出】【犬による生活の活性化】【犬を介した既存の交流の促進】の4因子26項目で構成され、モデル適合も確認された。4つの下位尺度と属性・飼育形態の重回帰分析の結果、属性では性別と経済状況が、飼育形態では犬とかかわる時間、散歩頻度、犬の存在のとらえ方が健康アウトカムの得点に影響していることが示された。 【結論】多くの飼育者にとって犬の存在は当初から「家族の一員」であり、その関係性は長期的に継続することが示された。犬飼育群は全般的に各指標の平均得点が高いが、多変量解析の結果、家族や友人との人付き合いといった「社会生活機能」や、「地域への所属意識」といった健康の社会的側面において、犬の飼育有無が有意に関連していた。 中高年期の人々の自己存在の肯定を高め生活を豊かにする伴侶として、また人と人とのつながりを生み出し地域に根ざすためのアンカーとして、人々の生活における「犬との共生」がもつ意義は高いと考えられ、看護職はその相互作用を認識する必要がある。安定した社会環境の構築のために、公衆衛生看護が取り組むべき課題の1つとして、人と動物や環境との調和的な共生社会の創出が考えられ、人々がその生き方や生活のなかでどう安寧を得ていくかを支援するための新たな保健活動方策の開拓に取り組むことが求められる。
抄録別表記: 【Purpose】The objective was to build and validate a relational model of the concepts of local community involvement, health perception, and dog ownership among middle/old aged people. Then, based on the findings identify the ways of approach to community development grounded in the idea of human-animal harmonious coexistence. 【Methods】Men and women ages 50s to 70s living in the Kanto area were surveyed. Return of the anonymous questionnaire was considered as consent to participate. The study commenced after approval by St. Luke’s College of Nursing Research Ethics Committee (Approval Number 12-073). 【Results】Of the 1040 returned 557 responses were eligible for analyses (53.6%). The average age was 61.8 years (SD 7.6) and 57.6% were women. Respondents currently owning a dog/dogs were 42% and of those 79.2% thought of their dog(s) as “their family or child or partner”. A general linear model with multivariate analysis was done on the index to measure each aspect of health perception and participation in the local community. The index showed that dog ownership had interactions with variables such as financial situation, household composition, and gender. The dog owners group showed significant differences in “social functioning” and “feeling of belongingness to the local community”. Dog owners’ “health outcomes from having a dog”, had four factors (affirming self-existence”, “new connection created through a dog”, “activating one’s life with a dog”, and “encouraging existing interactions through a dog”) with 26 items and was confirmed to fit the model. 【Conclusion】Significant indexes for dog ownership were limited, but generally the dog owners scored higher on each index. Health promotion approaches collaborating with dog owners as a group shows promise. This potential of the human-animal harmonious coexistence warrants further study.
注記: 聖路加看護大学大学院看護学研究科博士論文
学位分野: 博士(看護学)
リンクURL: http://hdl.handle.net/10285/11442
出現コレクション:2-3-b:博士論文(要旨あり)

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